No.4309の記事
2017年07月07日(金)   七夕


七夕。この日、子供たちは歌をうたいながらロウソクをもらい歩くという函館特有の風習がある。いつから始まったものなのかは知らないが、わたしも子供の頃には回っていた。もともとはロウソクをもらっていたのだが、いつの頃からかロウソクはお菓子に変わった。しかし歌う歌は昔のまま変わらず、ロウソクの名残をとどめている。
 
♪竹に短冊 七夕祭り 大いに祝お
♪ロウソク一本ちょうだいな!
 
30数年ぶりにこれの生歌を聞いた。いやー和むねえ。仕事部屋からこっそり隠し録り。音声だけね。今の時代、こっそり動画を撮っちゃったりしたんじゃヤバイでしょ。通報されるわ。
 
♪竹に短冊♪ ←生歌をお聞きください。
(音量注意)
 
昔は一軒一軒軒並み回ったものだが、今は、笹の葉飾りを玄関先に出している家だけが回ってもいい家というルールができていて、子供たちはそれを目印に回っている。うちももちろん笹の葉飾りを出しているが、わたしは仕事部屋からこっそり聞き耳を立てるくらいで対応はしない。根暗か。いやまあそういうわけでもないけど、ぼくが出たんじゃみんな怖がるでしょ?実際はぜんぜん怖くないんだけど、初見は目をそらされちゃうタイプだから、、、ってほっとけ。
 
強面はさておき、聞き耳を立てていると、子供たちはうちの次にお隣へも行くのだが、お隣さんの笹の葉飾りは小さいらしく、みんな「あ、小さーい」とか「あ、かわいいー」とか必ず言っている。わんぱくな男の子は「ちっちぇ!」なんて無遠慮に言っちゃったりして、付き添いのお母さんは焦って「しっ!」なんて言っちゃってるのがこれまたおもしろかった。「これ、ちっちゃいって言うんじゃなくてかわいいって言うんだよ」なんてあわててフォローしてるのがおもしろさに拍車をかける。って根暗かっ。何聞き耳立ててんねん。
 
あんまりみんなが小さい小さいと言うもんだから、どんだけ小さいんだろうと思って窓から覗いてみるとそれはあった。「ちっちゃっ」思わず口をついて出てしまった。だって想像をはるかに上行く小ささだったんだもん。小さすぎて和んだわ。たしかにこれは小さいって言うんじゃなくてかわいいって言葉がぴったりだ。意識的にしたことなのかただ単にめんどくさかったからなのかはわからないが、いいわー。いいセンスしてるネ!思わず隠し撮り。根暗かっ。