No.4787の記事
2018年10月28日(日)   ウォークマン


先日メルカリで購入したジャンクのイヤホン一体型ウォークマンがようやく届いた。沖縄発ではあったが、発送から到着まで9日もかかるって、ちょっとかかり過ぎじゃない?運送状況は追跡番号でずっと追っていたが、陸・海路に変更だとか、鹿児島ベースにて検査中だとか、えらい手こずっていた。ようやく兵庫ベースに到着し、兵庫までくりゃあと2日だなと思ったらそこから3日かかった。なんでやねんのねん。まあ無事に届いたからいいけど。
 
さて、どんだけジャンクやねんと思いながら開封すると、おお、言っていたとおりほぼ未使用のきれいな品だ。いいねえ。スイッチオーン!やっぱね。これまた言っていたとおり電源は入らない。そりゃそうやろ。それを承知で買ったんだもの。まずは充電だ。ウォークマンをPCに繋げるとちゃんとそれを認識するのだが、電源ランプは点灯しない。やはりバッテリーがもう逝ってしまっているようだ。
 
かくなるうえは、でんちこーかーん!(ドラえもんの声で) いや最初からその時はそうしようと思っていたのだが、今まで使っていた片っ方の音が出なくなったウォークマンからバッテリーを抜き取って、このジャンクに付け替えようというわけだ。
 
ただしそれは簡単な作業ではないことはわかっていた。このウォークマンのバッテリーは内部に組み込まれていて、懐中電灯の電池を交換するようなわけにはいかない。交換するには本体を分解しなくてはいけないのだ。
 
事前にネットで分解の仕方を調べてみたところ、ある人がそれを解説していたが、「本体を開くとまず壊れると思ってください。」なんて書いてある。なんたってメーカーへ電池交換を依頼すると、電池を交換するのではなく代替品の新しいウォークマンを送ってくるそうだ。最初から電池交換はできない仕様で作られているようなのだ。だから電池交換だけで9000円くらいも取られるのだろう。
 
それじゃあ型落ちの新品を買ったほうがいい。まあ考えようによっちゃ9000円で型落ちの新品が送られてくるというわけだが、こりゃ電池交換のハードルは高いで。しかしそこをあえて果敢にチャレンジ!チャレンジャーだねえ我ながら。
 
まずは最初に、もともと持っていたウォークマンの本体部分を開けたのだが、警告どおりに壊れた。と言っても致命的な壊れ方ではないが、本体のツメが折れた。こんな小さなプラスチックの部分なんて、そりゃ壊れるよ。と言うか、開けると壊れるように作ってあるのだろう。はい開けた!サポート対象外ね、とわかるように作ってあるのだと思う。まるでトラップである。
 
しかしこの失敗で経験値アップ。ここが壊れたってことは、ここを慎重に持ち上げれば壊れずに済むはずだとわかって、交換する方の今回ゲットした新しいウォークマンの本体は壊さずに開けることができた。やったね。しかし難関はまだまだ続く。
 
バッテリーは基盤にハンダ付けされているのだが、その接合部分の細かいことといったら、何?なんの如し?うまい喩えが思いつかんわ。とにかく針の先ほどの小ささだ。これハンダ付けできんの?ちょっと手が滑ったら隣同士がくっついてショートしちゃうだろ。これは怖いわ。でもここまできたらもうやるしかない。老眼鏡をばっちりと装着して、さらに拡大鏡で目標部分をしっかりと確認してから震える手で半田ごての先をくっつけた。チュル。
 
そうチュルって感じ。一瞬にしてハンダは融けてバッテリーの配線は外れた。ふう。まずは取り外し成功。新旧両方のバッテリーを無事に取り外すことができたが、今度はこれを付け替えなくてはいけない。外す以上にやっかいそうだ。でもやるしかない。いや、やるっきゃない!
 
わーい。大成功ー!たいしたもんやでオレ。カンペキに仕事を終えることができた。バッテリーを交換したらジャンクは甦って、見た目にも分解した形跡はまったくない。やりましたー!2000円で新品ゲットだぜ。いやゲッツだぜ。ゲーッツ!為せば成る!
 
この経験を記録して、同じように電池交換をしようと思って検索している人の参考にでもなれば、とも思ったが、めんどくさいのでやめた。為せば成る!今まさに電池交換をためらっているキミへ贈る言葉はこれだ!健闘を祈る!
 

SONY WALKMAN NWD-W263