No.4832の記事
2018年12月12日(水)   呼び出しシステム


今日の日テレニュースでは韓国の横柄な客の衝撃映像が取り上げられていた。注文したハンバーガーができているのに呼び出されないまま放置されたことにキレた客が店員にハンバーガーを投げつける映像。その店ではでき上がりは電光掲示板で知らせる仕組みになっていたのをその客は知らずにずっと待ちつづけていてキレたらしいのだが、それはさておき、それを見ていて思い出した。10月に東京へ行ったときのことだ。
 
場所は新宿歌舞伎町。昼時にチャチャっと飯を食おうかと思って通りがかりのチャーハン専門店に入った。店は混んでいるがとくに案内されるわけでもなく、空いている席に勝手に座って注文すればいいようなのだが、忙しく動き回る店員は全然注文を取りにきてくれない。と思ったら、どうやら注文が決まったらテーブルに置いてある呼び出しボタンを押して店員を呼ぶシステムになっているらしいことに気がついた。あーそういうことか、ガッテンガッテン。
 
ということで呼び出しボタンを押したのだがやっぱり誰もきてくれない。まま、こんなに忙しいんじゃ無理もなかろう。しばらく大人しく待っていようと思って待っていたのだが、あとからきた客の呼び出しには即座に応じている。え?おれ放置?おいらの呼出し番号点灯しっぱなしじゃん。なんできてくれないの?もうええ。別にキレはしないがそのまま黙って店を出た。すいませーん!って大きな声を出せばきてくれたのかも知れないけど、そういう雰囲気でもなかったのよね。ほかにそんな大声出して店員を呼んでる客もいなかったし。
 
そんなわけでチャーハン店を出て、ほかに何かないかなーと思いながら新宿の街をぶらついていると、ビルの上階にガストがあった。ガストでいいか。ランチとコーヒーでまったりしようと思ってエレベーターに乗って上階のガストまできてみると3人ほどの先客が順番待ちをしていた。まいいや、ぼくも待とう。ということで、入口付近のイスに腰掛けて待っていると、あとからがやがやとおばさん集団がやってきた。
 
5、6人のグループだったのだが、順番待ちをしている私たちを見ると、「あーこれは、名前書くパターンだね。じゃアタシ書いてくるから、待ってて」と勝手知ったるおばんさんが入口付近に設置してあるノートに名前を書いていた。あーっ、そうやったんか!わし名前書いとらんし。店員もなんにも案内してくれなかったじゃん。
 
そうか、そういやそうだよな。こういう時は順番待ちノートに名前を書くんだった。東京じゃそれが当たり前だから店員もいちいち案内してくれないのだ。名前も書かずにただボーッと待っていた私は順番待ちリストに入っていない。もうええ。そのまま黙ってエレベーターで降りてきた。
 
しばらくぶりの東京で感覚が鈍っていた。そりゃボーッと生きてんじゃねーよって言われるよ。怖か街ばい東京は。もうすっかりついて行けなくなっちゃってんの。結局吉野家で牛丼を食いました。