No.4918の記事
2019年03月08日(金)   採血


あれからもう3ヶ月も経ったのか。本日3ヶ月に一度の通院日。定期検診日と言った方がいいのかな?3ヶ月ごとに採血をして尿酸値を確認しつつ、痛風治療薬フェブリクを処方してもらうのだ。
 
じつは痛風発作が起こったことは一度もないのだが、尿酸値を抑える薬を飲んでいないといつ発作が起きてもおかしくない数値まで尿酸値が上がってしまうから飲みつづけている。原因は別に生活習慣の問題ではないと思う。暴飲暴食しているわけでもないし、むしろ一般的な人たちよりもずっと健康的な生活を送っている。尿酸が溜まりやすい体質、というしかない。
 
今日もまずは採血。寝起きだったせいで血圧が低かったからなのかどうかは知らないが、注射針を刺すための血管が浮かび上がってこない。もともと血管は細いほうのようでいつも採血する看護士を戸惑わせているのだが、今日はいつもにも増して血管が見えにくかった。
 
「うーん、、ちょっと左腕も見せてもらっていいですか?とんとん、とんとん、うーん、やっぱりもう一回右腕を、うーん、、、」
 
肘の横辺りを指先でとんとん叩くのだが血管は浮かび上がらない。血管の道筋をを辿って手首のほうまでとんとんしていって、「この辺に刺してもいいですか?」と手首の少し上のほうの皮のすぐ下に骨がありそうな硬い部分を脱脂綿でふきふきしている。
 
えーっ!そこ?怖いわもう。めっちゃ痛そうじゃん。指の甲の部分を蚊に刺されるとめっちゃ痛痒いでしょ?ちょうどそんなイメージが頭に浮かんでびびった。
 
「そうですか、、、いつもはこの辺から採ってるんですけどねえ」と言っていつもの肘の脇辺りを示すと「あ、ここにもありますね。じゃあここから採りますね」って知ってたくせに。手首のほうは患者が嫌がっていると察してこっちの血管でいく覚悟を決めたのだろう。確かに細くて刺しにくそうではある。注射針とほぼ同じ太さだ。
 
「針、入りまーす。」
 
採血には慣れている私も久しぶりに緊張した。入りまーすじゃねーべ。大丈夫なんだべな。と思ったものの、お上手!まったく痛くない。なんだ、やればできるじゃん。ベテランさんだね。だけど血液はなかなか出てこない。いつもならぴゅーっと勢いよく試験管に流れ込んでくるのだが、今日はちょろちょろちょろちょろ。やはり血圧が低くなっていたのかもしれない。けっこう時間をかけてようやく試験管2本分の血液が採れた。それから検査結果が出るまで40分ほど待たされてから先生の待つ診察室へ。
 
「はい、すばらしいです!言うことなし!引っかかるところが一つもない!全部ど真ん中!尿酸も問題ないです。このままこのお薬、継続していきましょう。じゃまた3か月分お出ししておきます。すばらしい!」
 
ブラボーブラボーの拍手喝采を浴びながら病院を後にしました。