No.4981の記事
2019年05月10日(金)   歯医者での思い出


きのうの予告どおり、歯医者での思い出話であるが、そのときは一年ぶりの定期検診を受けていた。その頃は毎年定期的に歯医者へ通って検診を受けていたのだ。はじめにスタッフの歯科衛生士のお姉さんが歯周ポケットやら歯石のチェックなどをしてくれてから先生が最終チェックをするという流れだ。
 
モニターに映し出された私の口内写真の歯は恥ずかしいくらいに汚れていた。と言っても歯磨きを怠っているわけではない。歯磨きは人並み以上に丁寧に行っているのだが、歯磨きでは落としきれない汚れが沈着してくる。
 
「けっこう黒くなっちゃってますね。煙草吸います?」
「いや、吸わないです。けっこうコーヒーばっかり飲んでるんで、そのせいですかね?」
「あ、そうですね。茶渋系ですね。じゃちょっとこれ、落としましょうか」
「あ、はい」
 
と言うことで衛生士のお姉さんはウィーンウィーンとマシーンを使って歯を磨いてくれていたのだが、しばらくすると先生が覗き込んで衛生士に声をかけた。
 
「それ、やってくれって言われたの?」
「あ、はい。ちょっと気になるということなので」
「それは二回目の時にやった方がいいんだよね。歯石とか取った後の方が全部いっぺんにできるから」
「あ、はい」
 
「それじゃあ今日はここまでにしときますね。では先生がいらっしゃるまでしばらくお待ちください」
おいおい、衛生士のスタンドプレーだったのかよ、、まいいけど。というわけでしばらく待っているとあらためて先生登場で本日の最終チェックが始まった。
 
「どうです?けっこうすっきりするもんでしょう?今は研磨剤入りの歯磨き粉なんかが普通だから、歯の黒ずみとか気になるのはわかりますけど、先に歯石とってからやらないと、結局またやらなくちゃならなくなっちゃうんですよね。こちらでもちゃんと段取り踏んで考えてやってますから、お任せください」
 
えーーーーっ?ぼくちゃん怒れてんじゃん。こっちが無理言ってやらせたみたいになってんじゃん。いやいやいやいや、なんか言ってくれよオネーチャン!衛生士のお姉さんはしらーん顔。お・ま・え・だ・ろ!くぅ〜、いい恥かかされたぜ。まあ別に反論はしなかったけどね。ぼくちゃんシャイニングボーイだから。
 
・・・と、そんな思い出話でごきげんよう。