ソニーのウォークマンが登場40周年ということで歴代機種の展示会が行われているらしい。発売当初はまだ中学生だったが、ウォークマンのイヤホンをつけて歩いている人は世間から白い目で見られていたことを覚えている。「すったらもんつけて歩いてたらあぶねーべや」ともっともの意見のような負け惜しみの陰口を叩かれていた。本当はみんなうらやましかったのだ。
　
月日は流れてようやく私がウォークマン"もどき"を手に入れたのは最初の大学受験のときだ。高校3年の時にイチかバチかの現役受験で一校だけ東京大学、もとい、東京の大学を受けたのだ。もちろんアウト。だって東京へ向けて出発する連絡船乗り場の階段で滑って尻餅ついてんだもん。そこでもう結果は出ていたようなもんだべさ。
　
その受験で上京したときに秋葉原へ行ってウォークマンのようなものを買った。たしか1万円くらいだった気がする。当時はそんなバッタもんでもそのくらいしていた。本物なんてとてもとても。それとあとレコード屋へ行ってサンハウスのカセットテープ、これは再結成ライブのコンプリート版で函館では手に入らず東京へ行ったら買おうと初めから決めていたやつを買って寄宿舎のベッドで買ったばかりの"ウォークマン"を使って聞いていた。寄宿舎とは、受験生のために安価で開放された代々木の元オリンピック選手村の施設だ。そんなことしてりゃそりゃスベるか、、、
　
そんな思い出深いウォークマンだが、今のウォークマンは当然ながらかなり進歩していて、ハイレゾ対応、ハイレゾではない従来の音源もハイレゾ相当の音に変換して再生してくれるという。えーーー？じゃあハイレゾいらんやん。普通の音源もハイレゾ化できるんでしょ？なんかヘンなのっ！ま私はハイレゾなんちゅうもんはハナっから信用してないですけどね。霊感商法みたいなもんでっしゃろ？きみぃ怒られるで。
　
　

• 2019年07月03日（水）
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