No.5773の記事
2021年07月09日(金)   それはぼくのじゃない!


アークスでの支払いでID(キャッシュレス決済の一つ)を使ったのだが、レジ端末にスマホをピッとかざして支払いを済ませると店員の顔色がなんだか変わったような気がした。お?なしたなした?(なした=どうしたの函館形)と思いながらレジの金額表示を見てみると、ん?、、え?れれ?思わず二度見である。たいして買っていないのに金額は3960円となっていた。ああ釣銭の表示か、、いやいやいやキャッシュレスだっちゅーの。「すみません、間違えました。」
 
私の前に会計していた客の分を払わされていた。おいおい。前の人は会計の途中でなんちゃらカードにチャージしてきますと言ってレジを離れていたのだ。それでその人の分のレジは打ち終わってその人のカゴはよけて「お次の方どうぞ」ということで私の分の会計をしてもらったのだが、支払いは前の人の分になっていたというわけだ。
 
その店員もこのパターンのミスははじめてだったらしくあたふたしている。「こちらがお客様の分ですので、こちらをもう一度タッチしていただいて、ピッ。はいありがとうございます。それでえーと、IDを登録しているカードはお持ちですか?」「いや、これカードじゃないんですよねえ」詳しくは説明しないが私のIDはクレカに紐付けているのではなくメルペイに紐付いているのだ。
 
あたふたしているところへ前の客がなんちゃらカードにチャージし終えたようで戻ってきたのだが店員はそれどころではない。前の客はほったらかしであたふたしている。そんなところへベテランっぽい店員が「どうかした?」とやってきて無事にクリア。間違った分はキャンセルできた。
 
スマホ決済に慣れてくるとピッで終わりだから会計の金額をちゃんと確認しなくなっていたことにあらためて気がついた。これ店員も気づかなかったらそのまま帰っていたかもしれない。気をつけにゃならんな。
 
キャンセルとなった分のレシートも渡されたがそれには前の客の買ったものが全部印字されていた。スーパーで買い物をしているとたまに買い物かごの中を覗きこんでくるおばちゃんがいるけど「見てんじゃねーよ」な気分の逆パターンだ。見る気はねーよ。見たけど。