No.5802の記事
2021年08月07日(土)   事件


小田急線の電車内で起きた大量殺人未遂事件だが、報道によると、犯人は最初万引きを通報した食料品店の店員を逆恨みして復讐に向かったけれど閉店時間を迎えていることに気づいて電車内での犯行に切り替えたのだという。
 
これを聞かされたその店員の気持ちを思うと気の毒でしょうがない。自分が殺されていたかもしれないという恐怖と助かった安堵感とは別に、自分のせいでこの事件が起きてしまったのではないかという自責の念に苛まれているのではないか。もちろんそんなことを気にする必要はまったくないわけだが本人はつらいだろうと想像する。
 
学生のころコンビニでバイトをしていたときに万引き親父を捕まえて通報したことがあった。深夜、店員は私一人だけだったのだが(昔は深夜の一人体制は普通)、近くの交番からおまわりさんがきて、盗った物を全部買い取らせることでその場はとりあえず収まって、その親父は調書を取るために交番まで連行されていった。それから1時間ほど経ったくらいにその親父は開放されのであろう、その足で店に戻ってきた。
 
謝りにきたのかと思いきや、その買い取らせた商品をカウンターにバーンと叩きつけて「おい!金返せ!」と凄んできたではないか。「なにぃ〜それを買い取ったことによってお咎めなしにしてもらえたんだろうがっ」「いいから金返せ!」とすったもんだあって、もう一度警察を呼ぼうとしたところで奥さんらしき人(おそらく身元引受人として迎えにきていたのだと思う)が止めに入って連れて帰っていった。なんてことがあったことを思い出しました。万引き犯への対応も気をつけなきゃあぶないね。