2025年12月05日(金)
塩対応
函館市から葬祭費として3万円が支給されるということなのでその申請手続きで役所まで行ってきたのだが、今もいるんだねああいう職員。昭和の頃はあんなのばっかりだった印象だが、その後役所も民間並みの親切丁寧な対応に改善されたと思っていたが、あれじゃ客も切れるわ。たまに役所の窓口で暴行をはたらいた人のニュースを目にするが、擁護するわけではないけど、そうなったにはそうなるべく原因があったのだと思う。
その女性職員は第一印象からしていかにも嫌な感じだった。マスクをしているから目元しか見えないがなんだか意地悪そうな目つきだ。あらかじめ記入してきた申請書を「これお願いします」とその職員へ差し出したのだが、なんだかツーンとした感じでだるそうに何も言わずにその申請書を一瞥し「今日死亡届は持ってきてます?」と暗い声で言う。
「はいこれです」あらかじめ必要な書類を調べて準備してきたのですぐに差し出すと、これも一瞥し「亡くなった方の資格確認書はあります?」「はいこれですね」「ん?これコピーですね。コピーじゃだめなんです。現物はあります?」「現物はケアマネージャーが持って行ったきりまだ戻ってきてないんですよ」「あーそうなんですか。じゃあちょっと調べてみます」
パソコンでカシャカシャ調べて「はい分かりました。こちら後期高齢者保険なので、せっかく書いてきてもらったんですけど、これではなくて後期高齢者用の用紙に書いてもらわなくてはだめなんで、これはお返しします」
あーん?コピーじゃだめとか言ってパソコンで調べりゃすぐにわかんじゃん。だいたいそうじゃないかとは思ってたけど、資格を確認できればいいだけだからコピーだってかまわんやろがい。そんでもって書き直してこいってか?
一気にぼくの表情が険しくなったのを見逃さなかったと思われ、その職員はすかさず「いま申請書を出してきますから、ここで書いてもらいます」と言ってパソコンをシャカシャカやって申請書をプリントアウトして持ってきた。
「申請者さんの本人確認できるものあります?」
「マイナンバーカードでいいですか?」
「いやそうじゃなくて、葬儀を行ったことが分かるものです」
「領収書でいい?」
「はいそれでいいです。ちょっと拝見します」職員はしばらく領収書を眺めてから「これでは誰の葬儀かわからないのでだめですね」
あーん??領収書に誰それさんの葬式代としてとか但し書きがあるわけねーべ。こいつなんやかんやと言いがかりつけやがって、ただの意地悪対応しとるだけやろ?もうキレそう。それでもぐっとこらえって「じゃこれは?」と言って会葬礼状を出すと「あ、これでいいです」と言って受け取った。
「最初から言えよ」
「は?」
「だったら最初からはっきり言えよ!さっきからあいまいな言い方ばっかりしてんじゃないよ」
「一つ一つ確認しながらやらせてもらってますので、じゃこれちょっとコピー取らせてもらいますね」
そう言って逃げるようにコピーを取りに引っ込んで戻ってくると、「じゃこれお返しします。ではここ、2番から7番のところにご記入お願いします」
明らかに今までと態度が変わった。声のトーンも明るくなっている。キレられたのがわかって焦ったのだろう。このクズめ。
「はいではこれで受け付けましたので、振り込まれるまでに1か月くらいかかります。振り込まれる前に振り込みますよーっていうハガキが届きますから。あと年金の手続きは終わってます?」
「ああ」
「介護保険のほうは?あ、まだですか。でしたら2階の窓口に声をかけてもらえれば手続きできると思いますので、寄ってみてください」
「ああ」
2階の窓口には寄らずに帰ってきた。介護保険の方はまだごちゃごちゃしとんねん。お前に指図されなくてもやるべき時がくればやるわい。カッカしていたので印鑑証明書を取ってくるの忘れた。だーっ。まいいや。コンビニで取ろう。