No.5870の記事
2021年10月14日(木)   『影に対して』


4、5日前にNHKのEテレで遠藤周作の未発表小説発見の特集をやっていたのを見て初めてそんな小説があることを知ったのだが、それはもう1年ほど前に出版されていたようだ。そう言えば以前そんなニュースがあったようななかったような。高校生の頃からの遠藤周作ファンなのだが、中間小説やユーモア小説、あるいはエッセイなどはけっこう読んだが、氏の純文学はほとんど読んだことがないという、エセファンと言われれば返す言葉もない。とにかくそのEテレの特集を見て俄然その小説が読みたくなった。
 
ヤフオクやメルカリで探してみたのだが全然出ていない。アマゾンでは4000円近い値段で出品されていた。あいかわらずのアマゾンである。ちなみに定価は1760円だ。しかし今のところ版元品切れ状態で入手困難となっているようだが、今回のEテレの影響を受けて増刷されるだろうからもうちょっと待っていようと思う。
 
ところが待ちきれない人もいるようで、きのうだったかメルカリに3500円くらいで出品されたものがあっという間に売れていた。そのあとも数冊3000円台で出品されていたがすぐに売れていた。マジか、、、そんなの買っちゃあかんで君ィ。
 
電子書籍版は定価で手に入るようなのだが、電子版はちょっと、、やっぱ本は紙だよな。慣れの問題なのかもしれないが電子版にはどうも抵抗がある。初版の出たのが1年くらい前だから、もうあと1年くらい待っていれば安価な文庫版が出るかな?まああと1年もすればヤフオクやメルカリでも値崩れして500円くらいになりそうではある。急ぐことはあるまい。そのうち回ってくることもあるだろう。本は天下の回り物。