No.6881の記事
2024年07月21日(日)   横から失礼


最近商売敵が増えて入手しにくくなったマッシーンがメルカリに格安で出品された。おっとこれはいただくぜ!と思って急いで購入手続きに入ろうかと思ったら【直接引き取り限定 発送はしません!】と書いてある。なーんだ、じゃあだめだ。出品者は関西在住だ。どおりで秒殺で売れていないはずだ。この値段なら出品と同時に売れてもおかしくないけど引き取り限定じゃ購入者は限られてしまう。
 
残念ながらあきらめるか。と思っていたら誰かがコメントを投稿した。「引き取り限定とのことですが、そこをなんとか送料込みで譲っていただけないでしょうか?それに伴う手数料を加算していただいて構いませんのでなにとぞご検討お願いします。」というようなことが書いてある。
 
あーやっぱこういう人は出てくるよね。だめもとでの勇気ある投稿。でもシカトされるか断られるかでしょうな。ぼくなら怖くてこんなお願いできないよ。と思っていたら、出品者はそれに答えて、「どちらにお住まいでしょうか?現在は着払いの設定で出品してありますが、送料、手数料込みというと、いくらで設定すればよろしいですか?」とコメントを返していた。
 
おい!直接引き取り限定ちゃうんかい!発送してもいいようなコメントやんけ。そんじゃぼくがいただきます。ごちゃごちゃコメントのやり取りなんてしててもしょうがない。送る気があるなら何はともあれ購入じゃい!とにかくキープしてからじっくり交渉すればいいだろう。
 
ほかの人とコメントのやり取りをしている最中に購入したって別にルール違反ではない。いや逆にコメントのやり取り中に購入するなというほうがルール違反だ。メルカリは早い者勝ちが原則。コメントで交渉していた人は横からさっと持って行かれて悔しい思いをしているだろうけど、もたもたしとるからや。
 
無事に購入手続きは完了したがすぐに事務局からメッセージが届いた。「出品者よりキャンセル申請されました。同意しますか?同意するとキャンセルが成立します。同意しないを選択するとキャンセルは差し戻されます。」「同意しない!」
 
出品者のキャンセル理由は「引き取り限定と書いておいたのに遠方の人から購入されたので取引できない」とのことだがメルカリ規約では購入者に商品引渡し方法を強要することは禁止行為だ。直接引き取り限定と書いて出品してもそれに強制力はない。だからと言ってこちらも引き取り限定と書いてあるものを強引に購入しようとは思わないが、今回の場合出品者がコメントで発送OKを匂わせていたから。
 
「着払いではだめですか?どうしてもだめということなら事務局に相談してみます」とメッセージを送ると「プチプチくらいしか梱包材がないので、精密機械なので心配です」とのお返事。そういうことか、心配性だのお。それと事務局を通されると自分が不利になるとわかっているのだろう。「もし万が一のことがあってもクレームは入れませんのでなにとぞよろしくお願いします」と返すと「わかりました。では発送します」とのこと。めでたしめでたし。