2024年08月18日(日)
修復
先日買ったジャンクなスキャナーはフィルムをスキャンしてもピントが合わないという不具合があるとのことだったが、直せんじゃね?と思って購入した。直せれば儲けもん、たとえ直せなくても部品取り用と思えば大損はしない。
試してみると言われていたとおりフィルムスキャンのピントが合わない。ただし通常の紙原稿のスキャンは問題なし。なぜだ?透過原稿(フィルム)も反射原稿(紙)も同じレンズを使っているのになんでこうなる?さっぱり原因の予想は付かないがとにかく開いてみることにした。中を見ると何かわかるかも?
わからんなあ。開けてみたところでとくに壊れている箇所があるでもなし、基盤が壊れているのかな?だとするともうお手上げ。直しようがない。まーしゃーない。元に戻すかと思って蓋を閉めようとしたところで、あれ?これなんだ?
内部の隅に薄いプレパラートのような透明な小さな板が落ちていた。なんだこりゃ?こんな部品初めて見たな。どこかから外れたのか、それともまったく関係のないものが紛れ込んだのか?
このマシーンはこれまで何度も分解したことがあるので内部の構造はかなり熟知しているつもりだがこんな部品は今まで見たことがない。確認すべく別の同型マシーンを開いてみた。あるとすればこの辺かな?と思いつつレンズの格納されている部分を開いてみたところそれはあった。あーこれかー!
その小さなプレパラートはレンズの前に取り付けられていて、ピントの合わなかったほうのマシーンはそれが外れていたのだ。原因はこれだな。外れたプレパラートを付け直してみるとビンゴ。完全復活。為せば成るもんだな。大勝利じゃい。