No.5869の記事
2021年10月13日(水)   平和な時代


きのう見ていた40年くらい前に発行されたファンクラブの会報だが、「みんなの広場」のようなコーナーにはファンからのお便りも紹介されていて、札幌のコンサートに一緒に行ってくれる方、連絡待ってまーす!なんて書いて住所氏名もしっかりと掲載されている。しかもその大半が中高生女子。今では考えられないことだよなあ。平和な時代でした。
 
昔バンドを組もうと思ってプレイヤーマガジンにメンバー募集の広告(無料)を出したこともあったが、そう言えばそこにも住所氏名がしっかりと掲載されていた。みんなそれを見てはがきを出して連絡を取り合っていた。電話番号を載せている人もけっこういたと思う。雑誌に広告が掲載されるまで2ヶ月ほどかかって、それを見て連絡してきた人と直接やり取りしてと、スローライフな時代。
 
平和な時代だったとは言っても、やはり見ず知らずの人と直接会うのはどぎどきしたものだ。実際ドラマー希望ということで応募してきた人と会ってみたらモロに見た目やーさんだったなんてこともあった。しかしその時ぼくも若かったから、こういうやつと一緒にバンドをやるのもおもしろそうだなと思って、そのまま詳しい打ち合わせをしようということで飲み屋へ入って話をしてみたら、なんのことはない、その見た目はハッタリで、聞けば郵便配達員だと言う。結局すべてがハッタリだったようでその後彼とは連絡がつかなくなった。
 
などなどいろいろありつつ結局最後はその雑誌のメンバー募集で知り合ったやつとバンドを結成してけっこうがんばって3年くらい活動していたのだが、鳴かず飛ばずのホトトギスで解散に至ったのでした。つづく、、いやつづかん。