No.6575の記事
2023年09月19日(火)   保険屋


中古車販売大手ビッグモーターと損保ジャパンのずぶずぶ関係に捜査のメスが入ったとのニュースを見て、むかし事故った時のことを思い出した。バイクの免許を取ってまだ1年も経っていなかった頃のことだったと思うが、タクシーとちょっとした接触事故を起こしたことがある。
 
あれは笹塚の駅前辺りだったが、信号待ちで渋滞している道路の左端をバイクでそろそろと進んでいると急にタクシーのドアが開いてそのドアに接触してしまった。よくあるパターンの事故だが、とりあえずタクシーのほうが100%悪いということで保険屋が対応してくれたはいいが、このタクシー会社とその保険屋はずぶずぶの関係だった。まあそりゃそうだろう。こういう場合に備えてタクシー会社はその保険屋と契約しているのだから。
 
ヘルメットに傷がついたからそれも補償してくれとこちらが要求しても証拠の写真を撮って送れとかいろいろと条件を付けてきてなかなかめんどくさかったのだが、タクシー会社からの要求はすんなりと受け入れていて、「今回のエンジンの調子が悪くなった部分の修理費についてはもともと調子が悪かったということですので、この分の費用は保険金から差し引かせていただきますね」なんて言ってきた。
 
「なんでこっちからの要求にはなんやかんと注文をつけてくるのに、あっち側の要求はすんなりと受けるんですか!勝手に差し引かないでください。その件はタクシー会社と話して本当に元々調子が悪かったということが納得できればこちらで払いますから、勝手に差し引くのはやめてください!」と言うと保険屋は何も言い返せなくなって減額されることなく保険金は振り込まれていた。いや気を遣ったのかどうかヘルメットの補償金額が増額されて振り込まれていた。
 
あーそんなこともあったなあとふと思い出しました。