No.4821の記事
2018年12月01日(土)   パソコン博士


夜遅くなってから友人が「ちょっと見てけれ」ということでパソコンと外付けのハードディスクを持ってきた。ハードディスクドライブを読み込めなくなったとのことで見てみると、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」との警告が出てアクセスできなくなっている。試しに私のパソコンに繋げてみると、「フォーマットされていません」と出てきて、使うにはフォーマットしなさいと指示される。このパソコンへは初めての接続のためだろう。でもフォーマットしたらあかんねん。データを救出したいのだ。
 
うーん、わからんのお。どうすりゃいいんだべ?わからぬ神に祟りなし。そっとお返ししようか、、、いやいや、こんなときにはグーグル大先生に聞くに限る。「こんな警告出てるんですけど、どーすりゃいいんですかね?」「ふむふむ。チミー、そんなときはこれを参考にしたまえよグルグル」と言うことで参考サイトが見つかったのだが、なんかずらずら長々と難しいことが書いてある。
 
「これ読めばわかるんじゃね?」
「お、せば頼むで」
「えーーーっ、おれが読むってか?めんどくせーべや」
「だっておれ読んだって何書いてあるかわかんねーもん」
 
まあしょうがない。ちょっと読んでみるか。端折り読みでザーッと読み進めていくと、前半はそうなった原因やらファイルの構成やらの解説がつらうつらと書かれているようだ。長いねん。前置きはけっこうですから肝心の対処方法を早く教えてくださいって感じなのだが、ようやく対処方法が出てきた。なるほどなるほど。早い話がWindows PowerShellに「chkdsk f: /f」と打ち込めば修復作業が完了すると言うことだ。ちょっと何言ってんのかわかりませんけど、、、
 
いやいやぼくにはわかりました。「え?これ読んだだけでわかんのか?すげーな。パソコン博士だべや」友人はすっかり感心している。「よし、せばやってみるか」「おー頼むで。おれ外でたばこ吸ってくっから」っておい!まあいいけど。彼もいちおう気を遣ってたばこを吸うときは外へ出る。電子たばこアイコスなんだけど、やっぱりにおいはけっこうするから。
 
ぼくはさっそくWindows PowerShellにコマンドを入力。ん?何にも起こらないな。やっぱだめなんか?と思っていると、ピラピラピラピラピラ。画面に文字がピラピラと猛スピードで表示されそれが止ると、ババーン!外付けハードディスクの中身が表示された。おお!大成功やんけ!こんな簡単なことで直るのか。これを知らずにデータ救済業者とかに依頼すると何万も取られるんだろうな。友人がたばこの一本も吸い終わらないうちに直っちゃったよ。
 
たばこを吸い終えて戻ってきた友人はもちろん大喜び。「ありがとありがと。ラーメンな!」ラーメンさえ食わしとけば喜ぶと思ってやがる。まあそうなんだけど。パソコン博士の経験値がまたひとつアップしました。